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政治

梨泰院転倒事故 特別捜査本部が捜査終了 6人逮捕

Write: 2023-01-13 15:03:28Update: 2023-01-13 16:11:31

梨泰院転倒事故 特別捜査本部が捜査終了 6人逮捕

Photo : YONHAP News

ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)で去年10月に起きた転倒事故で、警察庁の特別捜査本部は13日、警察や地元自治体などが事前の安全対策を怠り、事故発生後の対応も不十分だったと結論づける捜査結果を発表し、74日間にわたる捜査を終了しました。今回の捜査で、6人が逮捕されています。 
 
事故はハロウィーン前の去年10月29日に発生しました。11月1日に特別捜査本部が設置され、梨泰院を管轄する龍山(ヨンサン)区庁や龍山警察署、ソウル警察庁、龍山消防署などに対して捜査が行われました。
 
特別捜査本部は、「事故が起きうると予測できたにもかかわらず、警察や自治体、消防などが事前の予防措置を取らず、事故後も各機関の過失が重なったことで多くの被害を招いた」と結論付けました。
 
そして、業務上過失致死傷などの容疑で、朴熙英(パク・ヒヨン)龍山区長や龍山警察署の李林宰(イ・イムジェ)前署長など6人逮捕し、17人を書類送検しました。一人一人の被疑者の過失を立証する代わりに、複数の被疑者を共同の過失により犯罪を行った「共同正犯」として、逮捕または送検しました。
 
一方、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官やソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長、尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長ら、行政や捜査機関のトップについては、人出の危険性に対する具体的な注意義務がないなどし、法的責任を問うのが難しいとしています。
 
捜査結果が現場の担当者に責任を限定した形となり、「トカゲのしっぽ切り」との批判が出ています。

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