尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が去年9月末にアメリカを訪問した際の暴言疑惑と関連して、外交部が、これを最初に報じたMBCを相手取って訴訟を起こしていたことが分かりました。
ソウル西部地方裁判所は、外交部が先月19日にMBCに対して訂正報道を求める民事裁判を起こしたと明らかにしました。
原告は外交部で、尹大統領と大統領室は含まれていません。
MBCは去年9月、尹大統領が国連総会のため訪れていたニューヨークでバイデン大統領主宰の会合に出席したあと、会場を後にする際に暴言を吐いたと報じました。
これを受け、大統領室は、MBCが尹大統領の発言を歪曲して報じたと主張していました。
外交部は、去年10月にも韓国の外交に対する国民の信頼を揺るがしたとして、MBCを相手取り言論仲裁委員会に訂正報道を求める調停を申し立てましたが、双方の折り合いがつかず、調停は不調に終わりました。