韓国の人口が、3年連続で減少していることがわかりました。また、一人暮らしの増加が続いて1000万世帯に迫っているほか、女性の高齢人口の割合が初めて20%を超えました。
行政安全部は15日、2022年12月末の時点で、韓国の住民登録人口が前の年に比べて0.39%減って5143万9038人になったと発表しました。
自然減が11万8003人だったほか、長期間住所が不定の場合、直近の住民登録が削除されますが、この措置により10万1938人が人口統計から減ったということです。
性別でみると、男性の人口が4年連続、女性の人口は2年連続で減少しました。
男女の人口の差は16万5136人を記録し、2015年に初めて女性の人口が男性を上回って以来、最大となりました。 男性の人口は2563万6951人、女性は2580万2087人でした。
年齢別の人口の割合は、50代が16.7%でもっとも多く、60代以上のすべての年齢層が前の年に比べて増えました。
2017年に高齢社会に入った韓国は、65歳以上の高齢人口の割合が増え続け、2022年末には全体の18.0%を占めています。
特に女性の高齢人口の割合が初めて20.1%を記録し、男性よりも4.2ポイント高い結果となりました。
また、1人暮らしの世帯は全体の41.0%を占め、1000万世帯に迫っている一方、3・4人世帯は減少傾向が続いています。