韓国とインドの外交高官は、国交正常化50周年を記念し、「韓国・インド外交政策安保対話」をソウルで行いました。
趙賢東(チョ・ヒョンドン)外交部第1次官と韓国を訪問しているインド外務省のサウラブ・クマール東アジア担当次官は16日、協議を行いました。
「韓国・インド外交政策安保対話」は、韓国とインドのあらゆる分野における協力について話し合う協議体で、2010年に発足しました。最後に協議が開かれたのは2014年で、今回は9年ぶりで5回目です。
協議で両国は、「特別戦略的パートナー関係」を発展させるため、高官レベルの交流を行っていくことで一致しました。
趙次官は、「1973年の国交正常化以降、両国関係は、政治、経済、文化など多角的な発展を続けてきた。国防・防衛産業や科学・技術など、より多くの分野で協力を強化していきたい」と述べました。
また、韓国政府が掲げるインド太平洋戦略の主な内容について説明し、インドの参加を呼びかけました。
これに対し、クマール次官は、「インドは民主主義などの価値を共有する韓国との協力を重要視している。科学・先端技術などのインフラ分野において、両国が未来志向の協力を一層強化することを期待する」と述べました。