韓国で発見される偽札の枚数が年々減少し、去年も過去最少となったことがわかりました。キャッシュレス決済の普及などが背景にあるとみられます。
韓国銀行によりますと、去年発見された偽札は合わせて150枚で、去年より26枚減りました。1998年に統計を取り始めてから最も少なく、5年連続で過去最少を更新しています。
偽札のおよそ7割が、ソウルや仁川などの首都圏で発見され、5千ウォン札が75枚と最も多く、次いで1万ウォン札が43枚、5万ウォン札が23枚、千ウォン札が9枚でした。
偽札の減少について、韓国銀行は「キャッシュレス決済の普及によって現金でのやり取りが減ったことや、防犯カメラの設置拡大による犯罪者の早期逮捕、偽札の見分け方に関する広報活動などが要因とみられる」と話しています。