尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と日本の岸田総理大臣は、ともに関係改善の意志を表明していますが、大統領室は、首脳会談の早期開催の見通しは立っていないと明らかにしました。
岸田総理大臣が、先週末、訪問先のアメリカで行った記者会見で、韓日関係の改善や徴用訴訟問題などの歴史問題の解決に向けた意志を示したことを受けて、韓国国内では、早ければ来月にも韓日首脳会談が開かれる可能性があるのではないかという見方が出ていました。
大統領室の関係者は16日(現地時間)、尹大統領が訪問しているUAE=アラブ首長国連邦で、報道陣に対し、2月に韓日首脳会談が開かれる可能性について「予断はできない」と述べました。
また、現在は、徴用問題の解決に向けて被害者や関係者など、さまざまな意見を踏まえ協議を行っている段階であり、協議の結果次第で韓日首脳会談が開催されるかどうかも決まるだろうということです。