ネパール中部のポカラで民間旅客機が墜落した事故で、亡くなった韓国人とみられる2人の遺体が、首都カトマンズの病院に移送されました。
ネパール当局は、17日の時点で搭乗者72人のうち71人の遺体を発見し、軍用ヘリコプターで49人の遺体を移送したと明らかにしました。
この中には、韓国人とみられる2人の遺体も含まれています。
2人の身元について、ネパールにある韓国大使館は、所持品などをもとに、40代の父親と10代の息子と推定されると明らかにしています。
父親と息子の家族は、18日に現場に到着するということです。
外交部によりますと、今後、遺体の検査などを通して公式に身元の確認を行い、葬儀などの手続きが進められるということです。
一方、ネパール当局は、回収したドライブレコーダーを分析して事故の原因を調査しており、旅客機の操縦士が着陸直前に滑走路の変更を試みたことが明らかになりました。
これについてネパールの民間航空局の報道官は、遭難信号は発信されなかったと説明しています。