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政治

尹大統領がダボス会議で演説 「連携で複合的危機乗り切ろう」

Write: 2023-01-20 10:09:47Update: 2023-01-20 10:36:34

尹大統領がダボス会議で演説 「連携で複合的危機乗り切ろう」

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は19日、スイスで開かれているダボス会議で演説し、世界が直面する複合的危機を協力と連携で乗り切ろうと呼びかけました。  
 
尹大統領は19日、ダボス会議で演説し、「世界はいま、経済の不確実性と複合的な危機にさらされている。技術覇権争いや多国間貿易体制の弱体化により、サプライチェーンが混乱し、再編されている。その過程で、安全保障、経済、先端技術協力がパッケージで扱われ、ブロック化する傾向が強まった」と指摘しました。
 
尹大統領は、「世界経済の成長と人類の自由の拡大に貢献してきた自由貿易体制は、決してあきらめてはならないグローバル公共財だ。保護貿易主義を強化するのは解決策にはならない」と述べ、解決策として、▲グローバルサプライチェーンの安定化 ▲気候変動への対応やエネルギー安全保障のための低炭素社会への切り替え ▲医療格差の解消や新たなデジタル秩序を挙げました。
 
なかでも、「いまもっとも急がれるのは互恵的連携にもとづくサプライチェーンの回復力の強化だ。国家間の強固な連携により、回復力のあるサプライチェーンを構築し、国際社会の共存共栄を図らなければならない」と強調しました。
 
尹大統領は、「韓国は、半導体、二次電池、鉄鋼、バイオで世界トップレベルの生産技術や製造能力を保有するグローバルサプライチェーンの中心的なパートナーになる。普遍的ルールを遵守し、信頼できる国々と連携することでサプライチェーンの安定化を図る」として、韓国が役割を果たしていくことをアピールしました。
 
また、「化石燃料への依存度を下げ、エネルギー安全保障を強化するための中心的な手段として、原子力発電に注目すべきだ。原発は、温室効果ガスの排出量を削減し、安定的な電力供給を可能にする。韓国政府は原発の利用を拡大することで、カーボンニュートラルを体系的に進める。これによってエネルギー安全保障を強化する」と明らかにしました。
 
尹大統領はこのほか、気候変動、医療、デジタル分野での国際協力にも積極的に乗り出す方針を示しました。

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