北韓の住民の間で非公式に韓国のドラマや映画が流行し、韓国の言葉遣いが広がっていることから、北韓当局が取り締まりを強化しているもようです。
北韓は17日と18日に開かれた国会にあたる最高人民会議で「平壌文化語保護法」を制定しました。
法律には標準語を保護するための規制を盛り込んだとしています。
詳しい内容は明らかになっていませんが、北韓で韓国の言葉を使った場合の処罰も盛り込んでいるとみられます。
北韓では最近、若者を中心にドラマや映画など韓国文化が浸透し、ソウルの言葉遣いや外来語が広がっているとされています。
国家情報院はおととし、北韓では夫を「オッパ(お兄さん)」と呼ぶことや、「ナムチン(彼氏)」などの表現の使用を禁じるなど、韓国風の言葉遣いや服装を厳しく取り締まっていると、国会情報委員会で報告しています。