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政治

尹大統領「NPTを尊重」 自身の核保有発言に関連して 

Write: 2023-01-20 10:45:29Update: 2023-01-20 11:09:36

尹大統領「NPTを尊重」 自身の核保有発言に関連して 

Photo : YONHAP News

北韓の挑発レベルによっては韓国も核を保有できると主張した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、NPT=核拡散防止条約体制を尊重する考えを示しました。 
 
尹大統領は、19日付のインタビューで、「北韓の核の脅威に対するアメリカの拡大抑止を信頼している。現在はNPT体制を尊重することが現実的かつ合理的だ」と述べました。
 
尹大統領はそのうえで、「政府は、NPT体制を尊重しており、アメリカと拡大抑止を一層強化し、韓日米の安全保障協力をさらに強固にすることが重要だ」と述べました。
 
尹大統領が独自の核保有の可能性に言及し、国内外で波紋が広がっていることを受けて、韓半島の非核化の原則を維持する考えを強調した発言と受け止められています。
 
尹大統領は今月11日、「北韓の挑発がさらにエスカレートする場合、韓国は戦術核を配備し、独自に核を保有し得る」と述べていて、大統領室は、翌日の定例会見で、「NPTを順守するという大きな原則に変化はない」とし、尹大統領が核武装の可能性を示唆したとの見方を否定していました。
 
日本の防衛強化の動きについては、「韓日米が北韓の核脅威に対し、安全保障協力を強化し、共同で対応しなければならないため、大きな問題にはならない」と述べました。
 
中国との関係については、「近いうちに中国と協議し、中国を訪問する考え」と述べ、訪中の可能性を示唆しました。
 
尹大統領は去年11月、G20=主要20か国・地域首脳会議に合わせて習近平国家主席と会談した際、習主席の韓国訪問を改めて要請しましたが、習主席は「新型コロナの感染状況がある程度安定すれば」と述べ、尹大統領の中国訪問を要請しました。

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