アメリカ国防総省は、アメリカが韓国に備蓄している弾薬をウクライナに提供しても、韓国での任務遂行への影響はないとの認識を示しました。
国防総省のサブリナ・シン副報道官は現地時間の19日、「アメリカは、ウクライナに対して定期的に弾薬や資材、装備を供給しており、そのような支援が迅速に行われるようにしたい」としたうえで、「韓国とイスラエルにあるアメリカ軍の備蓄弾薬をウクライナに提供することについて、両国の政府と協議してきた」と述べました。
そのうえで、「これは、アメリカ本土や海外にいるアメリカ人を保護する能力には影響を与えない」と強調しました。
これに先立って、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は18日、アメリカが韓国とイスラエルの軍需物資をウクライナに振り向けていると報じました。
これについて、韓国に駐留する米軍の司令部は19日、ウクライナを支援するための装備の提供をアメリカ国防総省から求められたと明らかにするとともに、「これは、同盟国である韓国を防御するというアメリカの約束を履行するためのわれわれの作戦と能力には全く影響を与えない」と強調しています。