トルコ南部のシリア国境近くで起きた地震の被災地で、韓国の救助隊が、70代の男性1人など、あわせて4人を救出したことがわかりました。
外交部によりますと、韓国から緊急で派遣された救助隊は、現地時間の9日午前5時から、震源から130キロ離れたハタイ県のアンタキアで救助活動を始め、がれきの下から70代の男性1人を救出したということです。この男性は意識のある状態で見つかり、命に別状はないということです。
続いて、韓国の救助隊は、同じくハタイ県のアンタキアにある崩れた住宅地の中から40代の男性と2歳の娘、そして30代の女性を救出しました。3人はいずれも意識があり、健康状態も良好だということです。
韓国の救助隊はトルコの要請にしたがい、アンタキアにベースキャンプを設置し、救助活動に当たっています。
アンタキアは、震源から130キロしか離れておらず、今回の地震で多くの死者が出るなど、大きく被災しました。
韓国の救助隊は、外交部1人、国防部49人、消防庁62人、韓国国際協力団(KOICA)6人の合わせて118人からなり、韓国政府が派遣した単独の救助隊としては、これまででもっとも大きい規模となっています。