韓国と日本、そして中国の体育相は、来年開かれる江原(カンウォン)青少年冬季オリンピックの成功に向けて、協力を強化することで一致しました。
今回で4回目となる韓日中体育相会議が9日、テレビ会議形式で開かれ、韓国からは朴普均(パク・ボギュン)文化体育観光部長官、日本からは永岡文部科学大臣、中国からは周進強・国家体育総局副局長が出席しました。
朴長官は会議で、来年1月に開かれる江原青少年冬季オリンピックを紹介し、3か国の青少年選手の積極的な参加と支持を呼びかけました。
これに対して日本と中国は、開催の成功に向けてともに取り組むと応じました。
3か国は、2018年の平昌冬季オリンピック・パラリンピック、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2022年の北京冬季オリンピック・パラリンピックの資産を未来の世代に引き継ぐため、協議を続けることで一致しました。
このほか、3か国は、 ▲ 体の不自由な人、高齢者、途上国の環境などの分野での持続可能な連携 ▲ 専門体育、ドーピング防止、生活体育、スポーツ産業分野での協力強化策を含む「2023年ソウル共同宣言」を採択しました。
3か国は、会議で議論された内容にもとづいて、課長級会議を開き、履行状況を定期的に点検する方針です。
韓日中体育相会議は3か国のスポーツでの協力、交流拡大を議論するため、2016年から2年に一度、開かれています。