韓日米の外務次官協議に出席するためアメリカを訪れている外交部の趙賢東(チョ・ヒョンドン)第1次官は、徴用問題について、「これまで相当な期間、協議してきて、溝を大きく埋められた部分もあり、まだそうできていない部分もある。今は高官級で解決策を議論する段階にある」と述べました。
これは、趙外務次官がワシントン近郊のダレス国際空港に到着後、記者団の質問に答えたものです。
趙氏は今回のアメリカ訪問中、日本の森外務次官と徴用問題に関して、2国間協議を行う予定です。
趙次官は、具体的な争点について、「すべて合意に至るまで個々への言及は難しい」として、「まだ残っている争点について、さらに次官級や閣僚級で協議を続けていく」と述べました。
趙次官はそのうえで、「できれば早期に結論を出せるといいが、いつになるとはっきり言える状況ではない」と述べました。
また、朴振(パク・チン)外交部長官も、今月17日から19日にドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議で、日本の林外相と会談する可能性が高く、元徴用工への賠償問題をめぐり、韓日の外交当局が合意点を見出せるか、注目が集まっています。