トルコ南東部で今月6日に発生した大地震を受けて、韓国政府は16日に救助隊の第2陣を現地に派遣するほか、およそ55トンの救援物資を送ることになりました。
朴振(パク・チン)外交部長官が15日の官民合同の海外緊急救護協議会で明らかにしたところによりますと、救助隊の第2陣は、トルコ側の要請を踏まえ、被災した住民の救援に加えて、今後の再建活動について協議するための要員、合わせて20人あまりで構成するということです。
このため第2陣には、外交部や国防部のほかに、国立中央医療院や民間の支援団体に所属するメンバーも含まれているということです。
政府はまた、韓国軍の輸送機2機と民間の航空機1機を使って、テントや毛布など、およそ55トンの救援物資を現地に送る方針です。
第2陣は16日の夜、トルコに向い、第1陣と交替する予定ですが、現地の治安が悪化していることから、活動拠点をこれまでのアンタキアからアダナに移す方針です。
外交部の当局者は、「救助隊員の身の危険が懸念される状況と判断し、現地時間の15日に、まず、より安全な周辺地域に移動した」と伝えています。
すでに16の国が、アンタキアからの救助隊の撤退を決めているということです。