トルコ南部のシリア国境近くで今月6日に発生した大地震で被災したシリアに対して、韓国政府が国連を通じて100万ドルの人道支援を行うことになりました。  
 
外交部の報道官が16日の定例の会見で発表したところによりますと、今回の大地震を受け、国連の人道問題調整室が国際社会に対して人道支援を要請し、韓国はシリアに対して国連を通じて支援を行う方針を決めたということです。
 
この報道官は、韓国政府の支援が、困難な状況にある被災者らの生活の安定と震災からの復興に寄与することを期待すると述べました。
 
韓国とシリアは国交を結んでおらず、アメリカやヨーロッパ各国がテロ支援や戦争犯罪などを理由にシリアの現政権への制裁を強めているため、韓国政府としてシリアに直接支援するのは難しくなっています。
 
韓国は2013年以降、シリアからの難民を支援するため、周辺国に1億9000万ドルの人道支援を行ってきました。