最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対し、検察が背任の疑いなどで逮捕状を請求したことを受けて、「共に民主党」は17日、国会前で大規模な集会を開き、「政治工作だ」として、検察を批判しました。
集会には「共に民主党」の議員や職員などおよそ500人あまりが参加し、「李在明代表に対する検察の逮捕状請求は政敵を排除するための政治工作だ」と声を上げました。
李代表自身も、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の蛮行は、歴史の汚点になる凶暴な行為」と批判しました。
これに対し、与党「国民の力」は、集会を開いたところで罪がなくなるわけではないとして、「不逮捕特権を放棄し、堂々と逮捕状の審査を受けるべきだ」としています。
李代表をめぐっては、城南(ソンナム)市長時代の都市開発に関連した背任などの疑いで検察が16日、逮捕状を請求しました。
国会議員には不逮捕特権があり、会期中の逮捕には国会の同意が必要です。逮捕の同意案は24日の本会議に提出される見通しで、与野党は採決に向けた具体的な日程をめぐる協議に入りました。