北韓の朝鮮中央通信は19日、前日の18日に発射したミサイルがICBM=大陸間弾道ミサイルの「火星15」だと明らかにしました。
朝鮮中央通信によりますと、ミサイルの最高高度は5768.5キロ、飛しょう距離は989キロで、韓半島東の海、東海(トンヘ)の目標水域に正確に着弾したということです。
ミサイルの発射は、新設されたミサイル総局の指導のもと、「第1赤い旗英雄中隊」が行ったということで、同部隊は去年11月に新型ICBM「火星17」を発射した部隊で、軍の中でも最も優秀な戦闘力を持っているということです。
また、今回の訓練は、2月18日早朝に下された金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の命令に従って、抜き打ちで実施されたということです。
一方、朝鮮労働党の中央軍事委員会は、「大陸間弾道ミサイル部隊の実戦能力を高く評価した」としたうえで、「朝鮮半島地域の軍事情勢に備えて戦略的任務が課されたすべてのミサイル部隊に、強化された戦闘態勢を徹底して維持するよう指示した」と明らかにしました。