ドイツへの訪問を終え、20日に韓国に帰国した朴振(パク・チン)外交部長官は、空港で記者らに対し、徴用問題の解決に向けた韓日間の協議が最終段階に入ったという認識を示しました。
朴長官は、ドイツ訪問中に林外務大臣と行った徴用問題に関する協議について、「率直かつ虚心坦懐に議論を行った」と述べました。
また「徴用問題をめぐる協議は最終段階に入った」としたうえで、「これまで築いてきた信頼関係を基に、合理的な解決案を見出すことが必要だと林外務大臣に伝えた」ということです。
朴長官はまた、3月初めにインドで開かれる予定のG20=主要20ヵ国の外相会議についてふれ、「韓国と日本の外相が出席すれば、また自然に会う機会があるだろう」と述べ、徴用問題について林外務大臣とさらに協議する意向を示しました。
一方、今回の会談で韓日首脳会談の開催に関する議論があったかという質問には、「韓国の国益のために、韓日間のシャトル外交を復活させる必要があると考えている」としながらも、「首脳会談に関するやりとりはなかった」と答えました。