ソウル市では、犬や猫を飼っている生活保護需給者などの社会的弱者に対して、4月からペット1匹あたり最大20万ウォンの医療費が支援されることになりました。
ソウル市は21日、社会的弱者層のペットに対して医療費を支援する事業を拡大することに決めたと明らかにしました。
この事業は、社会的弱者層のペットの医療費に対する負担を軽減させるために実施されているもので、去年、21の自治区が事業に参加しました。
これまで事業の対象は、生活保護受給者と、所得水準を順番で並べ、その中間に位置する「中位所得」の50%以下の低所得者層となっていましたが、来月からはひとり親世帯も対象に含まれます。
また、ソウルの25の自治区すべてが事業に参加するほか、事業の指定病院も68か所から92か所に拡大し、最大1500匹のペットを支援する計画です。
必須診療とされる▲基礎健康検診、▲必須予防接種、▲フィラリア症予防薬は1回5000ウォン(最大1万ウォン)で診療が受けられるようになります。
疾病の治療や避妊のための手術など、そのほかの診療については、20万ウォンを超えた分だけを負担すればいいということです。
ただ、支援を受けられるのは1世帯あたり2匹までで、犬の場合は、各区庁にペットの登録をする必要があるということです。