メニューへ 本文へ
Go Top

政治

韓国軍が最新鋭戦闘機の空中給油を初公開 北韓に対抗

Write: 2023-02-22 10:41:18Update: 2023-02-22 15:27:51

韓国軍が最新鋭戦闘機の空中給油を初公開 北韓に対抗

Photo : YONHAP News

韓国軍は21日、北韓による弾道ミサイル発射への対抗措置として、ステルス戦闘機「F35A」の空中給油訓練を行い、その様子を公開しました。 
 
「F35A」が2019年12月に配備されて以来、空中給油の様子が公開されるのは初めてです。
 
「F35A」は、「韓国型3軸システム」と呼ばれる、北韓の核・ミサイルへの3段階の対応体制のうち、有事に北韓を先制攻撃する「キルチェーン」の主要兵器で、北韓が最も恐れる戦力とされています。
 
「F35A」は、敵のレーダーに探知されない高度なステルス性能を持ち、敵地に密かに入り込んでターゲットを攻撃できます。最高速度マッハ1.6、戦闘行動半径は1000キロを超えます。1回の空中給油で、作戦遂行時間が1時間以上延びるということです。
 
空中給油の様子の公開は、北韓が韓国の空軍基地を核弾頭を搭載したミサイルで攻撃できると威嚇した直後に行われました。
 
北韓は今月20日、SRBM=短距離弾道ミサイル2発を発射したあと、「口径600ミリ超大型放射砲2発の射撃訓練を行った」と発表し、この放射砲4発で敵の作戦飛行場の機能をまひさせ、焦土化できる」と威嚇しました。
 
20日に発射された2発のSRBMはいずれも韓半島東の海、東海(トンへ)に着弾しましたが、そのうち1発は、「F35A」が配備されている韓国軍の清州(チョンジュ)基地までとほぼ同じ距離の地点に着弾していて、北韓が韓国の空軍戦力を無力化できることを示唆したものとみられます。
 
これに対し、韓国空軍は「F35A」の空中給油訓練を公開することで、仮に北韓が清州基地などを攻撃して無力化しても、「F35A」が空中にいれば、空中給油によって滞空時間を延ばすことで北韓に対応できると警告したものと受け止められています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >