韓国とアメリカは現地時間の22日、北韓の核の脅威を想定した図上演習をアメリカ国防総省で行いました。
この図上演習「拡大抑止手段運用演習」は、北韓の核の脅威を想定し、韓米両国の対応能力を高めるためのもので、韓米の軍事・外交当局者らが、核の危機段階に応じた対応計画の検討などを行います。
韓米代表団は図上演習に続き、ジョージア州にある原子力潜水艦の基地を視察しました。
一方、アメリカ国防総省の報道官は、北韓が相次いで弾道ミサイルを発射したことと関連し、「北韓のこうした試みが、域内の情勢を不安定にしている」と批判しました。
そのうえで、「われわれは、韓国、日本とともに、3か国による防御訓練を主導した。これは、域内や同盟、パートナーに対するアメリカの約束を示すものだ」と強調しました。
韓日米3か国は22日、北韓のICBM=大陸間弾道ミサイル発射などの挑発への対抗措置として、およそ4か月ぶりに韓半島東の海、東海(トンヘ)の公海上でミサイルを防御する訓練を行いました。