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政治

韓国軍 北韓の戦略巡行ミサイル発射の真偽を分析中

Write: 2023-02-24 15:29:34Update: 2023-02-24 15:32:04

韓国軍 北韓の戦略巡行ミサイル発射の真偽を分析中

Photo : YONHAP News

北韓が23日の未明に核弾頭を搭載できる戦略巡航ミサイル4発を発射したと主張していることに関連し、韓国の軍当局は、真偽の確認を行っていると明らかにしました。 
 
戦略巡航ミサイルは、弾道ミサイルに比べて破壊力が小さいとされていますが、その代わりに探知されにくく、防御と迎撃が難しいため、対応策を強化すべきとの指摘が出ています。
 
巡航ミサイルは、速度は弾道ミサイルよりは遅いものの、ジェットエンジンと翼を備えているため、飛行機のように、発射後に経路を変更したり低い高度で飛行してレーダー網を回避できます。
 
また、搭載できる弾頭は小型で、破壊力が弾道ミサイルよりも低いということですが、命中率は圧倒的に高いとされています。
 
北韓は去年10月12日、長距離戦略巡航ミサイルの発射実験を行い、朝鮮人民軍の戦術核運用部隊に長距離戦略巡航ミサイルが実戦配備されたことを示唆しました。
 
北韓大学院大学の金東葉(キム・ドンヨプ)教授は、「6回の核実験の結果をもとに蓄積した北韓の核弾頭の軽量化と小型化技術を踏まえると、追加の核実験を行わなくても、この程度の核弾頭は制作できる」として、北韓が巡航ミサイル用の小型の核弾頭の製造技術を保有していると分析しました。
 
また、韓国航空大学の張泳根(チャン・ヨングン)教授は、「巡航ミサイルの巡航高度は100メートル以下であるため、従来の早期警報レーダーによる探知と、ミサイル防衛システムによる迎撃には限界がある」と指摘しました。
 
そのうえで、「これまで韓国軍は、北韓の弾道ミサイルによる脅威への対応策を構築してきたが、これからは戦術核弾頭を搭載できる巡航ミサイルの脅威への対応策を模索する必要がある」と述べました。

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