日本政府が先月、新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産への登録を目指してユネスコに推薦書を再提出したことについて、韓国の国会は27日、本会議を開き、推薦書の撤回を求める決議案を賛成多数で可決しました。
日本政府は去年2月、「佐渡島の金山」の世界文化遺産への登録を目指してユネスコに推薦書を提出しましたが、不備が指摘され、登録に向けた手続きは行われませんでした。このため日本政府は、修正した推薦書をことし1月に再提出しました。
決議案では、日本政府がユネスコへ推薦書を再提出したことについて、遺憾の意を表明し、推薦書の提出を撤回するよう求めました。
また、2015年に世界文化遺産に登録された長崎市の端島を含む「明治日本の産業革命遺産」について、多くの朝鮮人が強制動員された歴史を説明するという約束を履行するよう、日本政府に改めて求めました。