大韓航空とアシアナ航空の統合について、イギリスの競争・市場庁（CMA）が承認しました。

大韓航空が1日、発表しました。

公正取引委員会にあたるイギリスの競争・市場庁は、価格の上昇とサービスの低下を招くおそれがあるとして、大韓航空に対して対応策の提出を求めていましたが、去年11月に大韓航空が提出した対応策を承認することを決定したということです。

大韓航空は、今回のイギリスの承認が、残るアメリカ、EU=ヨーロッパ連合、日本で進められている審査に前向きに働くと期待しています。

アメリカ司法省は去年、追加の検討が必要だとして、審査期間を延長しています。

EU執行委員会は先月第1段階の審査を終え、第2段階の審査に入っていて、ことし7月5日に承認するかどうかを決める予定です。

日本の場合、公正取引委員会と事前の協議を進めていて、大韓航空は協議が終わり次第、正式な統合申告書を提出する方針です。