家計支出の中で、子どもの学習塾など学校外教育費の支出が去年はおととしより18.3%増え、これまででもっとも多かったとみられています。
統計庁が1日に発表した家計動向調査結果によりますと、未成年の子どもがいる世帯の去年の学校外教育費の支出は、おととしに比べて18.3%増えて月平均36万3641ウォンだったということです。
これは、統計の取り方が変わった2019年以降、もっとも多いもので、それ以前との単純比較はできないものの、2017年や2018年が月平均23万ウォン程度だったことから、過去最大となった可能性が高いとみられます。
大手学習塾の関係者は、「『社会的距離の確保』の措置が取られていた間、抑え込まれていた学校外教育の需要が、去年一気に噴出した傾向がある。非対面授業による子どもの学力低下を懸念し、各家庭の需要が拡大した。また最近、大学入試制度が複雑になり、小中学校から大学入試に備えようとする動きが出ている影響もあるだろう。さらに、インフレで人件費などが上昇し、学習塾も値上がりしたとみられる」と説明しています。