韓国の中国向け輸出が9か月連続で減少しているなか、韓国と中国の通商担当の高官が会談し、貿易や供給網における協力をめぐって意見を交わしました。
産業通商資源部の鄭大鎮(チョン・デジン)次官補は1日、ソウルで中国商務部の次官補にあたる李飛部長助理と会談しました。
韓中の高官級会談が開かれたのは、2019年以来、3年9か月ぶりです。
この会談で双方は、経済発展のためには通商当局間のコミュニケーションが重要だという点で意見が一致し、両国企業の予測可能な経営条件を醸成するため、交流・協力を促進することで一致しました。
鄭次官補は、新型コロナで世界経済が委縮しているなかでも、去年、両国間の貿易額が過去最高となったことに触れながら、原材料や部品の需給の安定化のための協力を呼びかけました。
韓国と中国の貿易額は、2019年に2434億ドルだったのが、2020年2415億ドル、2021年3015億ドルと増え続け、去年は3104億ドルで過去最高を記録しました。
ただ、韓国の中国向け輸出は、去年6月からことし2月まで9か月連続で減少しています。
中国に対する貿易収支も去年10月から5か月連続で赤字となっていて、韓国の対中国貿易の状況は悪化しています。
鄭次官補は、現在、交渉が進められている韓中FTA=自由貿易協定のサービス・投資分野の協議が早急に進展するよう、中国側の積極的な取り組みを求めるとともに、2030年釜山万博誘致への支持も要請しました。
李部長助理は、「中国国内の韓国企業の経営安定や問題解消のために積極的に努力する」と応えました。