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韓半島

3月3日は 韓国の航空機が北韓領空を飛行した記念日

Write: 2023-03-03 11:30:54Update: 2023-03-03 15:16:59

3月3日は 韓国の航空機が北韓領空を飛行した記念日

Photo : KBS News

きょう3月3日は、25年前に韓国籍の航空機が、韓国戦争以来初めて北韓領空を飛行した日にあたります。

25年前の1998年3月3日午前2時20分、アメリカのアンカレッジを飛び立った大韓航空の貨物機はロシアの領空を通過したあと、3日午前8時57分、北韓が管理している平壌(ピョンヤン)飛行情報区に入り、この空域300キロをおよそ20分間かけて飛行したあと、午前10時25分、金浦空港に無事着陸しました。

韓国の航空機が北韓領空を飛行したのは、韓国戦争で軍用機が飛び交ったとき以来、これが初めてのことでした。

この前の1997年10月、タイで開かれた国際航空路会議で、南北当局は翌年の4月23日からそれぞれの飛行情報区を開放することで合意しており、貨物機の飛行はそれに向けた試験飛行でした。

韓国の航空機の北韓領空通過は、南北間の和解の雰囲気をつくる政治的成果だけでなく、経済的にも大きな意味を持つものでした。

韓国は北韓領空を通ることで、韓国とアメリカやロシアとの間の運航時間が大幅に短縮されて年間2000万ドルの燃料費を削減でき、北韓も200万ドル以上の管制料収入を得られると見込まれていました。

そして北韓の領空は合意どおり1998年4月23日から開放されました。

ところが、2009年3月5日、北韓は、韓米合同軍事演習である「キー・リゾルブ」に反発し、演習中は北韓の領空やその周辺を通過する韓国航空機の安全を保障できないと威かくしたため、韓国の航空機は北韓領空での飛行を避けるようになりました。

そして、翌年の2010年3月、韓国政府は、西海(ソヘ)で韓国の哨戒艦「天安(チョナン)艦」が沈没したことに対する対抗措置として、北韓に対する独自制裁を発表し、韓国の飛行機は北韓の領空を通過できなくなりました。このためアメリカから仁川に向かう韓国の旅客機は、現在少し遠回りして中国の飛行情報区上空を通過しています。

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