北韓外務省の金善慶(キム・ソンギョン)次官は5日、韓国とアメリカに対して合同軍事演習の即時中止を求めるよう、国連と国際社会に要請しました。
北韓の朝鮮中央通信が金次官の談話として伝えました。
金次官は、国連と国際社会に対し、韓半島情勢を悪化させ、対立のレベルを高める韓国とアメリカの言動と演習を直ちに中止するよう強く求めるべきだと主張しました。
金次官はまた、韓国とアメリカが北韓の戦略拠点に対する奇襲攻撃を目的とした特殊作戦訓練を行っていることを隠していないと指摘したうえで、韓米の無責任な行為によって、韓半島情勢が懸念すべき方向に進んでいると批判しました。
これに先立ち、韓国とアメリカの軍当局は、今月13日から23日までの11日間、合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を実施すると、3日、明らかにしました。
この演習では、上陸訓練や特殊作戦訓練など20あまりの訓練を実施するということで、先の文在寅(ムン・ジェイン)政権で中止された野外機動訓練「フォールイーグル」並みの規模と範囲で行われる予定だということです。