北韓に潜入することをを目的に養成された韓国の工作員は１万３，０００人であったことが分かりました。国軍情報司令部が２１日、国会 国防委員会所属のハンナラ党の李敬在（イ・ギョンゼ）議員に提出した国政監査資料によりますと、１９５１年に陸軍の諜報部隊が作られてから９４年までの４３年間に１万３，０００人の工作員が養成されて、相当数が北韓に送り込まれた結果、死者・行方不明７，８００人、けが人２００人が出ました。政府は去年暮れに、元工作員に対して活動期間などに合わせた補償金を支給する方針をまとめ、今年３月には、国家人権委員会から元工作員に対する特別法を制定するよう勧告を受けています。国防部関係者は「これまで北韓への工作員は特殊任務要員と呼ばわれ、政府としてはその実態を認めていない」と述べています。