韓国とアメリカの軍当局は、13日から合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を実施し、北韓に対する抑止力の強化を図ります。
今回の演習で韓米は、北韓の核とミサイルの高度化にくわえ、ウクライナ戦争など新たな安全保障環境を踏まえたシナリオをもとに訓練を行い、韓米の対応能力を強化する計画です。
シナリオには、韓米が北韓に反撃したあと、北韓での治安維持や行政力の復元、市民への支援など、北韓の安定化に向けた行程も含まれているということです。
今回の演習は、実際の戦争状況を想定して、過去最長となる11日間連続で実施されます。
また、文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代の2018年以降中断されていた大規模な野外機動訓練が5年ぶりに復活し、上陸訓練「双竜訓練」や特殊作戦訓練「チーク・ナイフ」など野外機動訓練は、かつての「フォールイーグル」を超える規模になるとみられます。
さらに、アメリカの原子力空母が参加する合同空母講習団訓練と、韓日米によるミサイル警報訓練も実施するものとみられます。