中国の習近平政権が3期目に入ったことを受け、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は13日、祝電を送りました。
習主席は、13日に閉幕した中国の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議)で、政府の要職に側近を起用し、1極体制を更に強化しました。
中国中央テレビ(CCTV)によりますと、尹大統領は祝電で、「改めて中国の国家主席に当選されたことをお祝いする」としたうえで、「引き続き緊密な意思疎通を通して両国の交流と協力を一層強化することを願う」と伝えました。
尹大統領が日本とアメリカのトップと相次いで会談し、韓日米3か国の経済安保協力の強化に乗り出しているなか、習主席に祝電を送るかどうかに関心が集まっていました。
尹大統領は、大統領候補当時から相互尊重を基盤とした韓中関係を目指していました。
政府は去年末に公開した「自由・平和・繁栄のインド太平洋戦略」で、主な協力国家である中国とは、「国際規範と規則に基づいて、相互尊重と互恵を基盤に共同利益を追及し、より健全で成熟した関係を実現していく」という方針を明らかにしています。