尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が指示した北韓の心理戦への対応に関して、統一部は、国民が北韓に対する正しい認識を持てるよう、北韓に関する情報発信を積極的に行う方針だと明らかにしました。
尹大統領は5日の外交、安全保障分野の懸案に関する国政課題点検会議で、「最近、韓国の団体が北韓の統一戦線部の指令を受けて、スパイ行為をしたことが捜査でわかった。韓国国民が騙されないように『対応心理戦』のようなものを準備する必要がある」と統一部に指示しました。
統一部の当局者は6日、「対応心理戦」の概要について、北韓の人権状況などの情報を国民に周知させることで、国民の北韓に対する正しい認識を持つようにする方針だと説明しました。
「対応心理戦」という言葉が使われた背景については、「国民が警戒すべき重要な問題だということを強調したものだと承知している」と話しました。