釜山市で来月5日から7日まで「朝鮮通信使祭り」が開催されます。
釜山文化財団によりますと、お祭りは竜頭山公園と光復路一帯で開催される予定で、ことしは、2030年国際博覧会の釜山誘致を祈願し、2030人の市民が朝鮮通信使の行列を再現したパレードを行うということです。
また、国立海洋文化財研究所が復元した朝鮮通信使船への試乗や、両国のストリートパフォーマーによる公演なども行われるということです。
朝鮮通信使の歴史をテーマにした歴史教育・体験プログラムや、シンポジウムなども開かれます。
朝鮮通信使は、壬辰倭乱=文禄・慶長の役で断絶した朝鮮との交流を回復するため、江戸幕府の要請を受けて1607年に派遣が始まり、1811年まで12回派遣されました。その間両国は、使節団を通じて文化交流を続け、平和な関係を築きました。
「朝鮮通信使祭り」は、新型コロナウイルスの影響でここ3年間はオンラインで開催されたため、対面での開催は4年ぶりとなります。