韓国の自動車1台当たりの輸出額は、去年、過去最高の2万1276ドルを記録しました。5年前の2017年に比べて40.5%の上昇となりました。 
 
韓国自動車産業協会によりますと、去年の自動車の輸出台数は、230万333台で前の年に比べて12.7%増えた一方、輸出の額は、489億4105万ドルで18%増えていて、額の増加が台数の伸びを上回っています。
 
韓国自動車産業協会は、セダンよりも収益性の高いRV＝多目的レジャー車の輸出が増えたことなどが背景にあるとみています。
 
去年のRVの輸出は14.4%増えて164万5773台を記録したほか、自動車の輸出に占めるRVの割合も、2017年の56.8%から去年は74.2%に増えました。
 
また、電気自動車をはじめとするエコカーも、バッテリーや電子装置など高額な部品を使っているため、従来のエンジン車よりも輸出単価が高いことが輸出額の成長に貢献しました。
 
半導体分野の輸出で厳しい状況が続くと予想されているなか、去年過去最高の輸出額を記録した自動車産業が、ことしも輸出のけん引役となるか注目されます。