弾道ミサイルの発射など北韓による挑発がエスカレートしていることから、韓国では、有事の際に身を守るための「民防衛」と呼ばれる訓練が、6年ぶりに、来月16日に行われることになりました。
行政安全部が13日、発表したところによりますと、来月16日午後2時から20分間、空襲に備える訓練を全国で一斉に行うということです。
全国規模で民防衛訓練が行われるのは2017年以降、初めてです。
訓練は、空襲警報の発令、警戒警報の発令、警報の解除の順に行われます。
空襲警報が出されれば、案内要員の指示に従って近くの地下避難所に避難し、走行中の車両は道路の右側に停車し、ラジオなどで流れる緊急放送を聞かなければなりません。
道路は15分間、通行止めとなりますが、国民の不便を最小化するため、鉄道、地下鉄、船舶、航空機の移動は制限せず、病院の診療も通常通り行います。