韓国と日本の商工会議所は、会長や副会長などトップが参加する首脳会議を釜山で6年ぶりに開きます。
大韓商工会議所によりますと、日本商工会議所との第12回首脳会議を2030年の万博の候補地、釜山でことし6月9日に開催することで合意したということです。
韓日の商工会議所の首脳会議は、全国に73の商工会議所を持つ大韓商工会議所と、全国に515の商工会議所を持つ日本商工会議所が一堂に集まる場で、地域ネットワークを活用した両国間の協力を議論する場となります。
会議では、半導体やバッテリーなどサプライチェーンの再編に合わせた両国の民間レベルでの共同対応の必要性について意見交換される予定です。
大韓商工会議所は、「ことしの首脳会議には、ソウル商工会議所、東京商工会議所も出席し、過去最大の規模で開かれる見通しだ」と説明しています。
地域の商工会議所も参加することから、観光交流の拡大に向けた協力策も議論される見通しです。
両側は今月10日、ソウルで開かれた実務者協議で、ことし3月の韓日首脳会談で、首脳同士が互いに相手国を訪問し合う「シャトル外交」が12年ぶりに再開されたことをきっかけに未来志向の経済協力を民間レベルで構築していかなければならないという認識で一致していました。
韓日の商工会議所の首脳会議は2001年から2017年まで、毎年両国で交互に開かれていましたが、韓日間の通商をめぐる対立に新型コロナの流行が重なり、2018年から途絶えていました。