観光需要の回復に支えられ、仁川国際空港のことし1月から3月期の国際線の旅客数が去年同じ時期のおよそ10倍に増え、年間では新型コロナ前の76%まで回復することが期待されています。
仁川航空公社が13日、発表したところによりますと、ことし1月から3月期の国際線の旅客数は、およそ1143万人だったということです。
また、1日の国際線の平均旅客数が14万人を突破するなど、新型コロナ前の2019年の64%にまで回復しました。
国際線の運航便数は去年の2倍に増えて6万7000便でした。
地域別には、東南アジア446万4000人、日本281万人、アメリカ118万6000人などの順で、中国は37万7000人と、新型コロナ前の12%にとどまっていますが、今後団体旅行が再開されれば急激に増える見通しです。
ことしの年間の国際線の旅客数は5300万人と、2019年の76%の水準を回復すると見込まれています。
仁川航空公社は、夏の繁忙期に合わせて、出国審査を午前6時半から開始するカウンターを増やし、混雑する時間帯でのセキュリティゲートの使用率を80%に引き上げるなど、旅客の利便性向上を図る方針です。