最新の世論調査で、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の支持率が27%となり、5か月ぶりに30%を割り込みました。 
 
世論調査会社の「韓国ギャラップ」が11日から13日にかけて、全国18歳以上の男女1000人を対象に調査したところ、尹大統領の国政運営について「うまくやっている」と答えた人は、前週の調査より4ポイント下がった27%で、去年11月の第3週に29%を記録して以来、21週ぶりに30%を割り込みました。
 
「うまくやっていない」と答えた人は、前週の調査より4ポイント上がった65%でした。 
 
支持する理由のトップは「外交」、続いて「労働組合への対応」、「決断力・推進力・粘り強さ」などをあげています。
 
支持しない理由も「外交」と答えた人が最も多く、「経済・国民生活・物価」、「対日関係・徴用問題」、「独断的・一方的な政治」、「能力不足」、「コミュニケーション不足」と続いています。
 
韓国ギャラップは、「3月の第2週から、支持する理由と支持しない理由のいずれも対日・外交関係が最も多かったが、今週は対日関係の割合が下がり、外交への言及が増えた」として、アメリカ情報当局が韓国政府内の通信を盗聴したという疑惑とそれに対する政府の対応などが影響したと分析しています。
 
尹大統領の支持率は、就任からおよそ3か月後の去年7月下旬、初めて30%を下回り、8月初旬と9月下旬には最低の24%まで落ちていましたが、11月初めに30%台を回復していました。
 
この調査の信頼水準は95％、標本誤差は±3.1ポイントです。詳しい内容は、韓国ギャラップまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できます。