世界の輸出全体に占める韓国の割合が去年、2008年以来の低水準となりました。
WTO=世界貿易機関と韓国貿易協会の統計によりますと、2022年の世界の輸出全体に占める韓国の割合は2.74%で、前の年に比べて0.14ポイント落ち込みました。
2021年も前の年から0.02%下がっていて、2年連続の下落となりました。
これは、アメリカのリーマン・ショックの影響で2.61%を記録した2008年以来の低水準です。
韓国の割合は、2014年に初めて3%を超え、2018年まで5年連続で3%台を維持し、2017年には過去最高の3.23%を記録しました。
しかし、2018年から本格化した米中対立の影響で、世界に自国第一主義や保護貿易主義が拡散し、去年のロシアによるウクライナ侵攻でこうした流れが強まり、更に打撃を受けました。
韓国の最大の輸出品目である半導体が占める割合は、2018年に20.9%まで上昇しましたが、2019年から去年まで4年連続で20%を下回り、ことしの1月から3月期は13.6%と、大幅な下落となりました。
貿易協会の関係者は、韓国が半導体のような輸出の主力品目を頼りにして、輸出品目の多角化を疎かにしたため、競争力が後退したと分析していて、世界の輸出に占める韓国の割合が0.1ポイント下落した場合、14万人の雇用が減るとの試算を示しました。