疾病管理庁は18日、エムポックス、これまでのサル痘の新しい感染者が3人確認されたと発表しました。
今回、感染が確認された3人のうち2人はソウルと首都圏に住む韓国人、1人は慶尚北道(キョンサンブクト)在住の外国人です。
いずれも症状が現れる前の3週間以内に海外への渡航歴はなく、市中感染の拡大が懸念されます。
保健当局は、感染経路など、詳細について調査を進めています。
疾病管理庁によりますと、今月7日から17日にかけても、海外への渡航歴のない感染者が国内で8人確認されていて、これで国内での感染確認はあわせて16人になりました。
最初の5人目までは、海外で感染した後に入国した人と海外感染者の治療に当たった医療従事者でしたが、6人目以降の感染者はいずれも海外への渡航歴がなく、市中感染したとみられています。
エムポックスは、感染した人や動物の体液や血液に触れたり、長時間、飛まつにさらされたりした場合に感染するウイルス性の感染症で、韓国では去年6月に初めて感染者が確認されました。
エムポックスの市中感染の広がりを受け、疾病管理庁は14日、4段階の警戒レベルをもっとも低い「関心」から一つ上の「注意」に引き上げています。
★2023年5月1日修正