中国のコロナ禍からの経済再開、いわゆる「リオープン」が内需を中心に進んでいることから、韓国への波及効果は当初の予想より小さいという分析が出ています。
中央銀行の韓国銀行は17日、中国のリオープンが韓国の経済に与える影響について報告書をまとめました。
それによりますと、中国経済は内需を中心に急速に回復しているものの、韓国を含む周辺国の経済には、目立った影響がないということです。
中国のリオープン効果が現れない最も大きな理由としては、中国経済がサービスなどの内需を中心に回復しているためとしています。
中国の経済成長が周辺国に与える波及効果を試算したところ、中国の成長率を1ポイント押し上げる要因が製造業だった場合、韓国の成長率は0.11ポイント上昇しましたが、サービス業が要因だった場合は、韓国の成長率は0.08ポイントの上昇にとどまったということです。
また、中国のIT部門などで、在庫が膨らんでいることに加え、自給率が高まっていることも背景にあるとしています。
韓国銀行は、当面の中国向け輸出は、予想を下回る傾向を示し、下半期にかけてIT分野での需要の回復と中国国内の在庫の調整などによって、徐々に回復するだろうと見通しています。