韓国では4月20日は「障がい者の日」と指定されています。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領はこの日を迎え、「障がい者が公正な機会を持てる社会をつくるためにさらに努力する」と表明しました。
ソーシャルメディアへの投稿で述べたもので、尹大統領は「すべての人が自己実現できる機会を持つこと、これが尹錫悦政権が追求する自由の哲学だ」と強調し、今年3月に政府が発表した障がい者政策を着実に推進していく考えを示しました。
一方、韓国障がい者開発院が19日に発表した報告書によりますと、障がいを持つ人たちが感じる暮らしの満足度は、10点満点中5.59点と、低いことがわかりました。
具体的には、健康に対する満足度が4.94点、社会的関係が5.62点、住環境が6.31点となっています。
また、障がい者と一緒に暮らしている家族への調査では、回答者の23.6%が、障がい者の家族として、日常生活や就職などで差別を受けたことがあると答えています。
調査は、2021年10月から12月にかけて、障がい者5024人とその家族を対象に行われました。