韓国の大韓商工会議所と、ソウルの日本人会ソウルジャパンクラブは懇談会を開き、エネルギー、バッテリー、半導体など分野別の勉強会を通して、両国の経済協力強化を目指すことを決めました。
20日にソウル市内で行われた懇談会には、韓国側からは大韓商工会議所の禹泰熙(ウ・テヒ)常勤副会頭のほか、サムスン電子、SKグループ、現代自動車、LGグループなどの役員が出席し、ソウルジャパンクラブからは、井口理事長をはじめ、三菱商事、住友商事などの韓国法人トップが出席しました。
出席者らは、先月12年ぶりに開催された韓日首脳会談を評価し、民間レベルの経済協力もさらに飛躍しなければならないとの認識で一致したということです。
今後開かれる勉強会では、エネルギー、バッテリー、半導体だけでなくベンチャー、6G=第6世代移動通信システムなど、複数の分科会を設置して、バッテリー産業協会や半導体産業協会などと協力して実質的な成果を出せるよう協力を強化する方針で、大韓商工会議所は、各分野で高い技術力を保有する韓日の主な企業に対し、参加を呼びかけているということです。
禹常勤副会頭は、「韓日の協力が新たな転換点を迎えているだけに、両国の経済協力をさらに発展させられる好機だ。模範的な協力事例がつくれるよう努力する」と語りました。
ソウルジャパンクラブは、韓国に進出したおよそ350の企業が加入しています。