尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、現地時間の26日の夜、ホワイトハウスで開かれた晩さん会に出席しました。尹大統領は翌日午前、アメリカ上下両院の合同会議で演説を行う予定です。
尹大統領は、金建希(キム・ゴニ)夫人とともに、ホワイトハウスのイーストルームで開かれた晩さん会に出席し、「韓米同盟70年の節目の年を迎え、新たな根を下ろす歴史的な日として人々に記憶されることを願う」とあいさつしました。
バイデン大統領は同盟70周年を祝いつつ、「さらに長いこれから170年の関係を願って」と乾杯の音頭を取りました。
続いて尹大統領も、「韓米同盟は鉄のごとく強固だ」と乾杯の音頭を取りました。
晩さん会には両国から200人あまりが出席しました。
なかでも、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんと、韓国で大学に通っているジョリーさんの息子が出席して、注目を集めました。
経済界からは、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長や現代(ヒョンデ)自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長らが招かれました。
尹大統領は現地時間27日の朝、アメリカ上下両院の議員を前に英語で演説を行います。
演説では、韓国から見た未来の韓米同盟のあるべき姿を示すものとみられます。
その後、国防総省でオースティン長官からアメリカ軍の戦略監視体系などについて説明を受ける見通しです。
韓国とアメリカの安全保障をめぐって、アメリカの主なメディアは、両首脳が発表した「ワシントン宣言」で、韓国が核兵器の独自開発を放棄する見返りに、アメリカの核使用の決定過程でより大きな役割を果たすことになったという点に注目しています。