アメリカを国賓訪問している尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は現地時間の27日、アメリカ国防総省とその関連機関を相次いで訪問しました。
前日の首脳会談の後、アメリカの拡大抑止力の強化を柱とした「ワシントン宣言」が採択されたなか、この日は国防総省などを訪問することで、強固な韓米連合防衛体制をアピールする狙いがあるものとみられます。
尹大統領は、オースティン国防長官と面会したあと、国防総省の国家軍事指揮センターを訪れ、戦略的監視体制と危機対応体制に関して説明を受けました。
李明博(イ・ミョンバク)元大統領と朴槿恵(パク・クネ)元大統領も国防総省を訪れたことはありますが、国家軍事指揮センターを訪問するのは尹大統領が初めてです。
さらに尹大統領は、国防科学技術における韓米間の協力強化に向けて、外国の首脳としては初めて、アメリカ国防高等研究計画局「DARPA」を訪問しました。
このあと尹大統領はボストンに移動し、現職の韓国大統領としては初めて、ハーバード大学のケネディスクールで講演する予定です。
尹大統領は、現地時間の29日に帰国の途に就きます。