133回目のメーデーを5月1日に迎え、全国各地で大規模な集会が開かれる予定です。
韓国の2大労働組合、韓国労働組合総連盟と全国民主労働組合総連盟は1日午後2時、国会議事堂がある汝矣島(ヨイド)とソウル中心部の光化門(クァンファムン)広場でそれぞれ3万人の集会を開く予定です。
韓国労働組合総連盟は、1週間の労働時間を制限する労働時間制度や、労働現場で発生した災害に対して事故の予防対策義務を果たさなかった事業主と経営責任者を処罰する重大災害処罰法などの改悪を防ぎ、最低賃金の引き上げなどを促すため、本格的な政府抗議デモを予告する計画です。
全国民主労働組合総連盟は、政府が過去1年間、労働環境や国民の生活を破綻させたとして、7月にストライキを行うことを宣言する予定です。
また、集会が終わったあとは、龍山(ヨンサン)の大統領室やソウル雇用労働庁、憲法裁判所の3つの方向に分かれてデモ行進を行うということです。
警察は午後4時まで、集会が行われる光化門広場やデモ行進が行われる主要な道路の交通を制限する方針です。
そのほか、公務員労働組合連盟が午後1時に国会前で集会を開くほか、デリバリーアプリの配達員たちによる団体も本社前に集まり、9年間凍結となっているデリバリー料金の引き上げを求めるデモを行う予定です。
警察は、全国各地に170あまりの警察部隊を配置し、あらかじめ申告された範囲を超えて車道を占拠するなどの違法行為に対して厳重に対処する方針です。