北韓で2日、アメリカによる拡大抑止の強化を柱とするワシントン宣言を批判する集会が開かれ、韓米首脳に見立てたかかしを火あぶりにするパフォーマンスが行われました。
北韓の朝鮮中央通信は3日、若者や学生による集会が信川(シンチョン)博物館で開かれ、侵略者と挑発者のかかしを火あぶりの刑に処したと報じました。
イベントの参加者らは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が4月下旬にアメリカを国賓訪問したことについて、「最も敵対的で侵略的、屈辱的な対米屈従行脚だ」と非難し、韓米両首脳が発表したワシントン宣言については、北韓に対する敵対心に満ちた犯罪的な野望の産物だと主張しました。
北韓は先月28日、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が、ワシントン宣言によって「より決定的な行動に臨むべき環境が整った」と強調するとともに、バイデン大統領と尹大統領を「未来のない老いぼれ、愚か者」と呼んで、批判しました。