ヨーロッパ4か国を歴訪中の韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は、最初の訪問国、イギリスで現地時間の6日、チャールズ国王の戴冠式に韓国政府代表として参列しました。
ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた戴冠式には、200近くの国と地域の代表が出席しました。
韓国務総理は、記者らに対し、前日にチャールズ国王が主催したレセプションで、チャールズ国王が韓国の防衛産業と北韓に関する言及をしたと明らかにしました。
韓国務総理は、「チャールズ国王が『韓国は防衛産業が強いですね』と言及した。イギリスは自国の武器システムの更新と関連し、韓国に関心を持っているようだ」と説明しました。
チャールズ国王は、北韓の状況についても質問し、韓国務総理は、「北韓が挑発を続けているが、我々はイギリスやアメリカなど友好国と共に抑止力を確保している」と答えたということです。
また、チャールズ国王は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領によろしく伝えてほしいと述べたということです。
韓国務総理は、チャールズ国王に対して、「韓国とイギリスは、普遍的な価値を共有する非常に近い国」と述べたということです。
韓国務総理は、7日から8日にかけて、EU=ヨーロッパ連合議長国のスウェーデンを訪れ、クリステション首相と会談し、韓半島の平和に対する関心と支持を呼びかける予定です。
続いて8日と9日にはオーストリアを訪問し、ネハンマー首相と会談するほか、オーストリアの経済界の関係者や現地の韓国系の住民と懇談します。
9日と10日は最後の訪問国、ルーマニアを訪れ、チウカ首相と会談し、港湾のインフラや原子力発電、防衛産業などの分野における両国の協力強化策について話し合います。