韓国を訪れていた岸田総理大臣は8日、帰国前に会見を行い、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領との信頼関係をさらに強化し、力を合わせて新しい時代を切り開いていきたい」と述べました。
岸田総理大臣はそのうえで、韓日の人的交流を後押しする考えを表明しました。
これに先立って、岸田総理大臣は、宿泊先のホテルで、韓日議員連盟の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)会長らと面会し、「日韓は重要な隣国同士で、引き続き関係発展に取り組みたい」と述べました。
面会では、韓日関係の改善に向けた国会の協力のほか、今月19日から広島で開かれるG7=主要7か国サミットや、東京電力福島第1原子力発電所への韓国視察団の派遣などについて意見交換したということです。
続いて、岸田総理大臣は韓国の経済関係者と懇談し、企業間の協力強化や、韓国の半導体メーカーと日本の素材・部品・装置メーカーによる半導体サプライチェーンの構築について意見を交わしたということです。
岸田総理大臣は、政府専用機でソウル郊外のソウル空軍基地を出発し、8日午後、帰国しました。